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女王陛下の007(1969/イギリス)

DVDで見た映画
06 /21 2007
女王陛下の007 <デジタルリマスター・バージョン> 女王陛下の007 <デジタルリマスター・バージョン>
ジョージ・レーゼンビー (2007/08/25)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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 ジェームズ・ボンド(ジョージ・レーゼンビー)が宿敵ブロフェルド(テリー・サヴァラス)を追って、アルプスの頂上にあるアジトに乗り込んでいく。ブロフェルドが別人になりすまして爵位の公認を申請したので、ボンドの方もその調査員を装っての接近だった。だがばれてしまい、ボンドは捕らえられる。

 監禁された部屋からの脱出劇が見応えがあるところか。そこはロープウェイの機械装置が置かれたカ所で、ワイヤーロープにぶらさがって移動し運転中のロープウェイにたどり着くという目論見だが、ボンドは何回も試みてはためらう。身体のすぐ傍で、巨大な滑車やら歯車やらが轟音をたてて回転するので、ちょっとヒヤッとする。またワイヤーの真下は何百メートルも隔たった雪原で手を離せば死んでしまう……。こういう連続活劇は無数につくられるので、すべてのアイデアが斬新であることは不可能だろう。どこか一箇所新しさや丁寧さがあれば、後の部分もそれに引きずられてよく見えるもので、本作もその例に漏れない。スキー、車、それにボブスレーをつかっての追跡と格闘も、ロープウェイのシーンがあればこそ、その迫力が輝くと見た。

これは公開当時見たが、荒唐無稽なお話としか思えなかった。しかし、近年のオウム事件を思うと、そうでもなく見える。アルプス頂上のアジト、アレルギーの治療を名目にした若い女性の洗脳、そして彼女らに撒布させるための致死性ウィルスの研究開発、等々。もっとも、オウムの方が、漫画的な荒唐無稽をまねたと言う方が事実に近いのだが。

ボンド役のジョージ・レーゼンビーはこれ一作しかやらせてもらえなかった。ショーン・コネリーのそっくりさんというところで見込まれたのか。だが、コネリーの射すくめるような目つきがない、また色気もない。俳優としてまだ駆け出しだったようだ。相手役のダイアナ・リグは気ままなお嬢さんの役どころがぴったりでなかなかだったが、その後の活躍は目にしない。
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