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アラビアのロレンス(1962/イギリス)

DVDで見た映画
06 /19 2007
アラビアのロレンス アラビアのロレンス
ピーター・オトゥール (2006/02/01)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 イギリス軍のピーター・オトゥール(ロレンス少尉、のちには中佐)はトルコと交戦中のアラビアに潜入する。彼はアラビア文化に親しみを持ち、その独立を願っていた。国王の許可を得て、諸部族からなる小さい軍をつくってトルコに戦いを挑む。第一次大戦の頃で、戦力不足のイギリスにとっても好都合だった。

 ロレンスは作戦立案と指導の能力は十分にあるが、人殺しには慣れていない。そのため嫌気がさし、戦果を挙げたものの一旦はアラブから退くことになる。だがイギリスやアラブから請われて再び、アラブ軍を指揮することになる。ついにはイギリス軍に先駆けてダマスカスを占領することに成功する。

 ピーター・オトゥールはロレンスの人物像(実際上の、ということではない)をよく出せている。アラブ文化に傾倒するところは「変人」と言われながらも堂々としている。また戦がうまく行っているときには子供っぽく喜ぶ表情が浮き出てくる。そして情にもろい部分。故郷の村が全滅し村民が皆殺しにされたのを目の当たりにした青年が、復讐の鬼と化してトルコ軍に単身突っ込んでいく。それを見てためらうピーター・オトゥール。もう我慢が限界、といったたいへん情け無さそうな、そして子供っぽい表情を浮かべる。ついには青年に同調し、「捕虜にはしない、皆殺しだ!」と号令して、狂熱にのめりこむ。善人だからこそ、こうなってしまうのだろう、という感慨を抱いてしまう。軍規を守るにはやはり頑固で冷徹でなければならず、それを培うのはふさわしい資質と経験だろう。

 「アラブ国民会議」が、行政能力がゼロであることをさらけ出す場面もおもしろい。しかし、いかんせん4時間にも届こうかという上映時間が長すぎる。(224分)長時間でもぐいぐい引っ張ってくれる映画もあるが、本作は逆だ。公開当時はどうだったかは知らないが、砂漠での戦闘場面など、それほど興味深くはない。ピーター・オトゥールとともに、長時間に閉口したことが印象に刻まれた。
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