大洋ボート

部屋

錠前は熔け
蜂の巣のかたちになり
やがて透明になり
閉じ込められている白い蛾
わたしの記憶の糸屑

飴は舌で転がされる
口のなかの曇天を
凧のように飄々と泳ぐだろう
冬は冴え冴えとするだろう

部屋は開け放たれた
先程まで人は居たようだが
人の匂いだけが残存する
ぬくもりと かすかに異臭がする
蝋燭は燈らない 

部屋は部屋でありつづける
秋は秋に直面しつづける
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