大洋ボート

007/ロシアより愛をこめて(1963/イギリス)

ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
(2007/08/25)
ショーン・コネリーロバート・ショー

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  これはテレビ放映やVHFで何回か見たが、前半部をよく覚えていなかった。今度見てもその部分の印象が薄く、やはりオリエント急行に舞台を移してからが盛りあがる。亡命を希望するソ連大使館勤務の女性ダニエラ・ビアンキを連れてショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)が、ソ連の諜報機関員やスペクターの殺し屋ロバート・ショウの追跡から逃れるためにイスタンブールからその急行列車に乗り込む。盗み出したソ連製の暗号解読機もたずさえて。
  ショーン・コネリーと初対面のときのロバート・ショウの人相の悪さが際立つ。イギリス側の連絡員になりすまして二人に近づくのだが、上目遣いで猫背だ。スペクターの組織員のなかで映るときはそういうことは何も感じなかったが、これは逆に二人の、つまりショーン・コネリーとダニエラ・ビアンキの人相が普通よりもいいからではないか。対比の効果だ。また、スペクターにはロッテ・レーニャという恐い顔の中年女性や、現ロシアのプーチン首相に似た目つきの鋭い男がいるのも作用しているだろう。そこではロバート・ショウの人相の悪さが目立たないのだ。
  三人がいっしょに食堂車で食事をする。魚料理に二人はごく普通に白ワインを注文するが、ロバート・ショウは何故か赤い色のアベリティフを注文してショーン・コネリーに内心で怪しまれることになるが、それ以前に初対面のときにすでにショーン・コネリーはその人相の悪さに警戒の色を隠さなかったのではないか。今回見てそんな印象を持った。勿論、人相の悪さで敵味方を決められるものではないが。ロバート・ショウは他でも見たが、私がこうして人相にこだわるのは今回が初めてだ。芝居が巧みなのだろう。
  冒頭のMI6本部でショーン・コネリーに渡された秘密兵器のアタッシュケースが、ロバート・ショウとの死闘の場面で俄然役立つ。忘れていた頃に。
  ★★★
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