大洋ボート

春の丘

春の丘に登る
歩行ではなしに
ゴンドラの浮揚の気分
想像力の賜物
萌えはじめた草々は
しかしまだまだ死んでいて
原色にはほどとおい空の絵の具

蚊よりも小さな虫が寂しく飛んで
つぶやくように地を這っている
城の肉体をもとめて
寝ているト音記号
影に浸されている
ブリキの棘をつけた隕石は
処女性の怨念を温存させたまま
窪地に息づいている

青年時代に遡って
政治的書物に
わたしは穴をあけたいのか
丘の頂には何にもない
代替の風
屏風のような生暖かい突風を合図に
芝居ははじまる
夏の血を閉じこめた
はるかな海の中心部分の藍色
そんなんじゃなく
高高度のもっと希薄な空気でいい
ダウンジャケット
想像力は麓に置いてきた

関連記事
スポンサーサイト
    22:53 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
Trackback
http://oceanic.blog70.fc2.com/tb.php/360-40f836e1
プロフィール

seha

Author:seha
FC2ブログへようこそ!

カレンダー(月別)
06 ≪│2017/07│≫ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
全ての記事を表示する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
リンク