大洋ボート

オペレーション・ワルキューレ(2004/ドイツ)

オペレーション・ワルキューレ [DVD]オペレーション・ワルキューレ [DVD]
(2005/03/04)
セバスチャン・コッホウルリッヒ・トゥクール

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 今年公開されたアメリカ映画「ワルキューレ」とまったく同じ内容。すなわち、シュタウフェンベルク大佐を中心とする勢力のヒトラー暗殺未遂事件の一部始終を事実にもとづいて描いている。前者ではトム・クルーズが大佐を演じていたが、こちらドイツのほうはセバチャン・コッホという人で「善き人のためのソナタ」では劇作家の役で出ていた。しかし、どちらの作品も盛り上がらない、何故だろうか。

 あらかじめ決められた事実の順序のなかを、出演者がスーッと通過してしまっているからだ。ヒトラーの暗殺は失敗したからその事実は動かせない。だが、もう一歩のところまで行ったという地団太を踏む無念さや、逆にその直前までの計画が着々と進行することの歓びが十分には描けていないのだ。つまり感情面における映像的表現をもっと豊かにしてもらわなくてはと思う。典型的な例が、大佐がヒトラーと参謀本部で対面する場面である。初対面なのかどうか私は知らないが、少し言葉を交わしただけで何事もなかったかのように淡々と過ぎてしまう。実際もそうだったのだろう。興奮をあらわにしてはヒトラーや側近に怪しまれるからだ。だが視聴者としては肩透かしを食らった気がする。ものたりない。〈淡々と過ぎる〉という事実に加えて、架空や想像でもいいから、大佐の感情のうねりを映像的に表現してもらいたかった。
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