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世界地図2008年版

今がわかる時代がわかる世界地図 2008年版 (2008) (SEIBIDO MOOK) (SEIBIDO MOOK)今がわかる時代がわかる世界地図 2008年版 (2008) (SEIBIDO MOOK) (SEIBIDO MOOK)
(2007/12/12)
成美堂出版編集部

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 さまざまな統計データが併録されている地図帳。というよりも前者のほうが3分の2ほどの分量を占めている。興味をひかれたところをとりあげてみたい。国民一人あたりの食材別摂取量ランキングが意外でおもしろい。(ここでの調査結果はすべて2005年のもの)

1位、ボスニア・ヘルツェゴビナ 7,2kg
2位、ハンガリー 6,3kg 
3位、ジャマイカ 4,9kg
4位、マレーシア 2,3kg
5位、ドミニカ  2,0kg

65位、日本 0,1kg


 これは唐辛子の項目で、数字は一人当たりの年間消費量を示している。食文化という言葉があるように、その国の食の傾向は伝統や習慣にもとづいている。 地理的条件の制約もあり、国民の貧富の水準も関係してくる。しかしここにあげられた国名は、全く予想もできなかった。旧ユーゴ紛争の舞台となったボスニア・ヘルツェゴビナであるが、その食文化については私の知るところではない。背景説明が何も書かれていないのが残念だが、他の項目でも同じように省略が多い。

 唐辛子の世界最大の生産国はインドで、世界シェアの42,8%を占めるが、インドはこのランキングの5位以内には入っていない。カレー好きのインド人のことだから入っていてもよさそうなものなのに。「インド人もびっくり」というところか。コショウについても同じような傾向となる。

1位、ドミニカ 9,1kg
2位、ボスニア・ヘルツェゴビナ 7.2kg
3位、ハンガリー 6,9kg
4位、ジャマイカ 5,7kg
5位、ネパール 4,4kg

35位、日本 1,2kg
(生産国のシェア1位、インド 47,1%



 つぎは肉類。欧米人(南米に移住した人もふくむ)が特に好むとされるが、肉類全般の数字はルクセンブルクがもっとも高い。

1位、ルクセンブルク 137,2kg
2位、イスラエル 100,1kg
3位、チリ 94,0kg
4位、アメリカ 93,7kg
世界平均、39,5kg

80位、日本 34,8kg


 肉類ではアメリカやドイツがトップかとも思ったが、そうではなかった。ルクセンブルクは豊かな国である。それも関係するだろう。別のページの項目では、国民一人当たりの「富」(預貯金+不動産-負債)で世界4位となっている。ちなみに日本は「富」の項目では1位。ほんとかいな。それにしても日本人の肉の摂取量は少ない。いや、それは健康のためにもいい傾向だと思う。さらに肉類のうち牛肉だけにしぼると「1位、アルゼンチン 52,1kg 2位、ルクセンブルク 46,9kg 3位、チリ 41,1kg (世界平均、9,7kg) 80位、日本 34,8kg」となる。豚肉ではハムとソーセージの国ドイツがやっと出てくる。「1位、ドイツ 47,5kg 2位、ポーランド 44,2kg 3位、ルクセンブルク 44,0kg 4位、オーストリア41,6kg (世界平均、9,5kg) 45位、日本 13,0kg」となる。ルクセンブルクの人はよく肉を食うらしい。(ルクセンブルクはコーヒーとミルクの項目でもそれぞれ1位になっている。「へえ!」だ。)また鶏肉は宗教戒律による制限が少ないためにクウェート、イスラエル、という国が1,2位を占めている。3位のセント・ビンセント・グレナディーン諸島とは、私は聞いたことのない国名だったが、西インド諸島の南東部に位置する島国である。羊・山羊肉となるとこれは予想を大きくはたがえない。同じく数字は省略するが、1位から順番に「モンゴル、ニュージーランド、アイスランド、トルクメニスタン、フィジー」である。5位のフィジーは意外だ。

 次に根菜類をのぞく野菜類。これも1位に意外な国名が出てくる。
 

1位、ギリシャ 294,5kg
2位、中国 292,4kg
3位、韓国 253,6kg
4位、アルバニア 230、おkg
5位、ルーマニア224,2kg

38位、日本 130,7kg
世界平均、90,0kg


 根菜類のイモ、ニンジンなどを加えるとデータはちがったものになるだろう。それも見てみたいと思うが、それにしても日本人が案外野菜を食していないことがデータ上浮かびあがって、すこし驚く。同じアジアの中国人、韓国人と比べてその摂取量が約半分とは。肉や野菜、また穀類において、日本人は小食のようである。ただこれは世界的データ上のことで、私個人は食べすぎの傾向があると自覚している。量的平均値からよりも健康面からの考慮によって。

 それでは日本人が世界平均を上まわって食しているものがあるかというと、これがある。卵と魚介類である。卵では

1位、デンマーク 20,1kg
2位、日本 18,7kg
3位、中国 18,3kg
4位、オランダ 17,1kg
5位、メキシコ 16,3kg
(世界平均、6,2kg)


 へえ、日本人は世界平均の3倍もの卵をたべているんですねえ。鶏肉の摂取量は世界平均とほぼ同じレベルの14,8kgだから頑張ってというか、卵が安いから大量に口に入れているんだ。まあ、だからこういう鶏肉と卵の摂取量のアンバランスから推測すると、卵を産んだ鶏が食されずにかなりの量が廃棄処分されることになるのか……。次に魚介類であるが、これは典型的なまでに島国の名が並んでいる。数字は省略して1位からあげると「モルディブ、アイスランド、キリバス(太平洋上)、日本、セーシェル」となる。

 最後に穀物類。一人当たりの消費量(摂取量)となると、これも予想を裏切る。生産量や輸出・輸入量とは必ずしもスライドしないようだ。米では

1位、ミャンマー 361,8kg
2位、ベトナム 278,0kg
3位、カンボジア 254,5kg
4位、バングラデシュ228,2kg
5位、インドネシア 200,1kg

23位、日本 95,9kg
(世界平均、42,3kg)


 小麦では1位から順に(数字省略)「トルクメニスタン、チュニジア、アゼルバイジャン、アルジェリア、キルギス」となる。新興国や貧国が並ぶ。経済水準が低くても、特定の食材は豊富にある、そのかわり高価な食材には手が出せず、バランスのよい食生活が望みえない、ということになるのだろうか。
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