大洋ボート

バニラ・スカイ(2001/アメリカ)

バニラ・スカイ スペシャル・コレクターズ・エディションバニラ・スカイ スペシャル・コレクターズ・エディション
(2006/04/21)
トム・クルーズ、ペネロペ・クルス 他

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 「最後まで目が離せない」。この映画もたしかにそうだが、ほめ言葉として使うべきではない。視聴者がいたずらに翻弄されて終わってしまう印象が強い。

 トム・クルーズは大手出版社の二代目社長。キャメロン・ディアスがガールフレンドだが、そろそろ飽きてきている。そんなときに彼はパーティでペネロペ・クルスを知り夢中になってしまう。近づいて仲良くしたいが、キャメロン・ディアスがつきまとってくる。クルスの家を訪ねて辞去するとディアスが外で待ちかまえている。気がすすまないままディアスの車に同乗させられるクルーズだったが……。

 それから警察で仮面をつけた青年がカート・ラッセルに尋問を受ける場面にかわる。カート・ラッセルは最初は刑事かと思ったが、そうではなく、青年の不安定な精神を鑑定する役割の医師らしい。青年はどうやらトム・クルーズのようだ。キャメロン・ディアスの車が事故を起こしてその際、顔に重症を負った、ディアスは死んでしまった? その次には警察と事故とのあいだの中間の過去に場面はもどり、ひどい顔のクルーズがペネロペ・クルスをふたたび訪ねる場面にかわる。さらにその次には、彼は冷凍人間になってしまって夢の世界に生きているのかもしれない、という説明に映画は移行する。

 えっ、何これ?と、視聴者はこんがらがる。ストーリーのおもしろさで見せようとしているが、私は最初は二人の女性に板ばさみになってしまったトム・クルーズの困惑を描くものだとばかり思った。そうではなく、結局はどこからが夢でどこまでが現実か、という興味を抱かせたいらしいのだ。もしかすると、全部が夢の世界の出来事かとの疑いも生じてくる。どうも視点を強引にずらされたというのか、途中で別の映画にさしかえられたような腑に落ちない印象だけが残ってしまった。俳優人は豪華で、芝居面でも手抜きがないだけに残念だ。
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