大洋ボート

ポセイドン(2006/アメリカ)

ポセイドンポセイドン
(2007/10/12)
カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス 他

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 これは映画館、それもミニシアターや二番館ではなく、大きく明るいスクリーンと良質の大音響システムが完備されたシネコンで見るのがいい。感想として真っ先に書いておかなければならないことだ。DVDで見るしかなかったので恐縮だが。映画には色んな要素があるが、スペクタクル(見世物)もそのなかの大きな要素になることがある。この映画がまさにそれだ。

 「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)のリメーク版。転覆した豪華客船のなかで十人足らずの人が生き残って、船の上部すなわち船底めざして困難をきわめる船内冒険旅行をする、というもの。前作は状況設定の奇抜さがたいへん受けたと思うが、21世紀の今日では、もはやそういう要素だけでは流行らない。「ミクロの決死圏」(1966)という映画も状況設定の奇抜さで当時評判を呼んだそうだが、今見るとちゃちな部分が多い。(だからネタ切れになってもスペクタクルとして再生できる映画はいくらでもあるだろう)

 水責め、火責めがたいへん見ごたえがある。凶暴な舌となって人間に襲いかかってくる。人間が蹂躙されることを面白がるのではない。よくもこんな風に映像として定着できたなあ、という部分の感心だ。たとえば船底(上部)から油がエレベーター設備の吹き通しの空間にしたたって下部の船室にとどく。するとそこでは火災の真っ最中で、油はすぐに引火して炎がしたたる油を道のように駆け上ってくるという光景になる。他にも、カート・ラッセルが死体の下から出てくるのも、おおっ、という感じだ。

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