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裸電球

自作詩
02 /03 2019
まばらな雑草のなかの裸電球
ポイと捨てられた
怨みの色が滲み出す

僕は想ってみる
うすい曇り硝子のなかの吐息を
自家中毒から逃れられない

眼があるとしても
僕の見る空とは
決して同じものではないだろう

踏み潰されるであろう
風に翻弄されるであろう運命
そのままで居つづけられる偶然だってありうるが

それが僥倖と云えるだろうか
雲が慰めになるだろうか
あっさり捨てられた裸電球だもの

黒い杉林が人のように整列する
フットボールのように
僕の頭上を掠める鷹

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seha

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