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白い輪郭

自作詩
02 /17 2019
萎えることもあるさ
萎えても
太陽は照りつづける
雨に濡れたポスターのように

動きまわる足に
消尽できる肉体の猫の額のグラウンドに
憧れただけ?

ガアガアガアガア
地球の耳元でがなりたてる鴉
やたら室内外の壁を厚紙のように破りまくる
調子外れの管弦楽
穴ばかり出鱈目に掘り返す猪の群れ
粗悪の製鉄

強圧に負けたのさ
お祭りさわぎのヘリコプターの錐揉み化
終わりがやがて来るだろうとの甘え
太陽のポスターを剥がさないままの
じりじりした卑怯な時間
持ちきれない

見られている自己を意識する
何を見返そうとするのかはわからない自己の
それでも窮屈さに耐えて見返そうとする
逆に見返そうとは決してしない自己の顔の
白い輪郭が泥のなかから浮上する

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裸電球

自作詩
02 /03 2019
まばらな雑草のなかの裸電球
ポイと捨てられた
怨みの色が滲み出す

僕は想ってみる
うすい曇り硝子のなかの吐息を
自家中毒から逃れられない

眼があるとしても
僕の見る空とは
決して同じものではないだろう

踏み潰されるであろう
風に翻弄されるであろう運命
そのままで居つづけられる偶然だってありうるが

それが僥倖と云えるだろうか
雲が慰めになるだろうか
あっさり捨てられた裸電球だもの

黒い杉林が人のように整列する
フットボールのように
僕の頭上を掠める鷹

seha

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