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大洋ボート

政と軍・ノート

  軍隊の政治介入について。軍隊は一国家内の最大実力(暴力)組織であるから、軍隊が一致結束して政権転覆を企てれば容易に完遂される。軍人はそのことを知悉している。
  軍は戦争の専門家集団である。自己組織の能力を知悉していると見做される。他国との戦力比較についても政治中央よりも知識に長じているとされる。それゆえ軍における彼我の戦力分析や軍事的判断に致命的誤りがあって戦に突入すれば敗北へと転げ落ちる。第二次世界大戦の日本がまさにそれに相当した。
  軍隊の予算措置は政治中央の専権事項であるから、軍隊は政治中央との折衝・交渉を余儀なくされる。軍隊の生殺与奪の権限を政治は有している。つまり軍は通常は政の下部に位置する。
  軍隊は戦争の準備をしなければならない。また防衛体制に怠りがあってはならない。だが戦争開始か回避かを決定するのは政治中央である。戦争の勝利によってもたらされる「戦果」とは領土の拡大や資源のあらたな確保、経済権益の強奪などであるが、戦争の規模が大きければ大きいほど戦に伴う犠牲も甚大になる。人命の喪失、負傷、経済インフラの破壊、食糧難等。戦に勝利しても歓びは小さく、虚無感や厭戦気分が蔓延する。政治はこれらのことを総合的に判断して和戦を決定しなければならない。犠牲が甚大であろうことが見通せるならば、断固戦争は回避すべきである。
  世論について。政と軍が対立的関係に長く有った場合、もし世論が軍を支持すれば、軍は気を大きくできる。軍の規模拡大や政治介入がより容易に可能となるように見なされるからだ。だが世論の支持を後ろ盾にしてそれを為そうとすることは情緒的ではないだろうか。軍の規模拡大の成否は一国内の政治的争いではあるが、戦争は対外的である。軍人は冷徹な判断を喪ってはならない。
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数Ⅰ参考書

  高校生用の数学Ⅰの参考書をときどき開く。週に一度か二度。指定された項目の範囲における公式や記号の説明があって、それらを用いた基礎的な例題があって例題の解き方が記述される。そのうえで同レベルの問題があり、さらには難度が少し上がる応用問題が集中する。……わたしは因数分解以外はほとんど覚えていないので簡単な問題でも解けないことが多い。暗算も間違えることがあり不正解もある。また正解だけを解答の頁にあたって参照しても腑に落ちないことがあり、正解を導き出すまでの過程が記述によってわかってやっと「理解」できる。応用問題でもすでに解いた問題と同レベルのものなら解けるだろうと思い、ややほっとする。解くスピードはものすごく遅いのだが。
  公式の暗記と応用問題の解き方の会得によって数学問題集は進んでいける。数学は数字の正しさに始って、隅から隅まで「正しさ」によって頑丈に築かれている。それがほんとうに正しいのか、果たして自分の身についているのか、頼りない気がすることがあるが、とりあえずは参考書が説く問題の解き方を模倣していくしかない。確信が持てなくても模倣なら先んじてできるということだろう。
Genre : 日記 日記
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