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2008.07.03
港にて
海辺にはすぐにでも行ける
海辺の街にはどこにでも港があり
わたしは港をぶらっと訪ねるのが好きだ
「出口の貌」を見せる港
今日も貨物船は停泊し
くすんだ艦首の原色の塗料は
老いさらばえた獣の横顔のようでもある
だらんとした鬣
凪いだ海
凪いだ海の虹色のオイルの曖昧さ
その「出口」じゃないんだよ
入り口ならいくつもあって
わたしはそのうちのどれかひとつの港から上陸したのだが
足の裏の白いタイル……
記憶はきわめて曖昧で
そんなことは別にどうでもよくて
ここにこうしているしかないという真実だけが重要で
真実といっても「帽子の霧」とともにあり……
製粉工場の銀色のタンクは
遍満たる陽を浴びている
海辺の街にはどこにでも港があり
わたしは港をぶらっと訪ねるのが好きだ
「出口の貌」を見せる港
今日も貨物船は停泊し
くすんだ艦首の原色の塗料は
老いさらばえた獣の横顔のようでもある
だらんとした鬣
凪いだ海
凪いだ海の虹色のオイルの曖昧さ
その「出口」じゃないんだよ
入り口ならいくつもあって
わたしはそのうちのどれかひとつの港から上陸したのだが
足の裏の白いタイル……
記憶はきわめて曖昧で
そんなことは別にどうでもよくて
ここにこうしているしかないという真実だけが重要で
真実といっても「帽子の霧」とともにあり……
製粉工場の銀色のタンクは
遍満たる陽を浴びている
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