シンデレラマン(2005/アメリカ)
12/28/2007 (Fri)
![]() | シンデレラマン (2006/10/20) ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー 他 商品詳細を見る |
主人公のボクサーは実在した人がモデルらしいが、それはわからなくても差し支えはない。時代は1930年代の大不況の真っ只中。ラッセル・クロウはボクサーライセンスを剥奪される。骨折した右手をかばって十分なファイトができなかったため、無気力試合と見做されたからだ。家族もちの彼は、やむをえず港湾荷役の日雇いの仕事で食いつなぐが、それも毎日ありつけるわけではない。まさに極貧で、食べ物も満足に手に入らず、電気も止められる始末。子供を養子に出そうかとの考えも現実味を帯びてくる。そんなボクサーのラッセル・クロウにも、マネージャーの奔走あって待ちに待ったカムバックのチャンスが訪れた。
ボクシングの場面よりも、クロウや妻のレニー・ゼルウィガー、それに二人の子供たちが貧乏にあえぎながら奮闘する場面に惹かれた。劇場で見たなら試合の場面のほうがおもしろかったのかもしれない。カムバック第一戦に彼は見事勝利するが、家の扉をあけたとたん、しょんぼりした様子を一瞬見せる。それを見てうなだれそうになる妻と子供。だがまもなく芝居をやめて、勝ったことを告げるラッセル・クロウ。肩を抱き合って喜びをあらわす家族。この場面がいちばん泣かされた。ちょっとしたいたずらが喜びを何倍にもする。憎い!
ラッセル・クロウはボクサーにしてはあまりにも「やさおとこ」だが、「シェーン」のアラン・ラッドも拳銃使いにしてはそうであったように、一見ミスキャスト風なところが狙いなのかもしれない。また、レニー・ゼルウィガーという女優は、頬の肉がたるんだところが人妻の役によく似合っていた。
このあともラッセル・クロウは勝ち続ける。「シンデレラマン」という題名どおりに。
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