カラス
10/08/2007 (Mon)
今日は、映画に行った。「テアトル梅田」というところだが、梅田といっても大阪駅からは北東部にずいぶん離れたところにある。ロフトという大きな雑貨店のあるビルの地階である。午前の部に二十分ほど前に駆けつけたが、祝日ということもあってか、ほぼ満席状態。仕方なく二時間以上あとの次の回の切符を買って、周辺をぶらぶらして時間を消費することにした。あいにくの小雨模様で、傘を持参しなかったことを少し悔やんだが。
隣接する毎日放送のエントランスで、小雨をしのぐためにただぼんやりとつっ立っていた。さあ、これから何をしようかと、ゆっくりと考えていたところ、視界に異変が起こった。車道と歩道をわけるための低い鉄柵のところである。鉄柵も黒く塗られているのでまぎらわしかったが、烏がそんな低いところにとまっているではないか。ちょっと無気味だった。だが、さらにもう一回、私の視界に異変が起こった。色鮮やかなアオムシを口にくわえているのだ。蝶かほかの昆虫の幼虫だ。やがて烏は歩道に降りたつ。烏はアオムシのはしっこをくわえたまま、それを呑み込む気配はない。その間、アオムシは体をぴくぴく動かす。驚きだ。生き物というのはしぶとい、最後の最後まで抵抗をやめない。動きによって、烏のくちばしから体をもぎはなそうとするのだろう。規則性をもっての上下というのか、左右というのか、コマ送りを見るような動きだった。そしてその鮮やか黄緑色。私はうっとりと見入ったのだったが、やがて烏は獲物をくわえたまま、急ぐように遠方へ飛んでいった。
鉄柵に並行してケヤキ並木が植えられているが、たぶんその一本を探索しての収穫だったのだろう。私にとっても、肉眼にあたえられたちょっとした収穫だった。
そのあとは、体力を消耗させないためにできるだけゆっくり歩いて、古本屋めぐりなどをした。欲しいものがいくつかあったが、「つんどく」状態のものがあるので、それを片付けてからと、自分に言い聞かせ、買わなかった。
隣接する毎日放送のエントランスで、小雨をしのぐためにただぼんやりとつっ立っていた。さあ、これから何をしようかと、ゆっくりと考えていたところ、視界に異変が起こった。車道と歩道をわけるための低い鉄柵のところである。鉄柵も黒く塗られているのでまぎらわしかったが、烏がそんな低いところにとまっているではないか。ちょっと無気味だった。だが、さらにもう一回、私の視界に異変が起こった。色鮮やかなアオムシを口にくわえているのだ。蝶かほかの昆虫の幼虫だ。やがて烏は歩道に降りたつ。烏はアオムシのはしっこをくわえたまま、それを呑み込む気配はない。その間、アオムシは体をぴくぴく動かす。驚きだ。生き物というのはしぶとい、最後の最後まで抵抗をやめない。動きによって、烏のくちばしから体をもぎはなそうとするのだろう。規則性をもっての上下というのか、左右というのか、コマ送りを見るような動きだった。そしてその鮮やか黄緑色。私はうっとりと見入ったのだったが、やがて烏は獲物をくわえたまま、急ぐように遠方へ飛んでいった。
鉄柵に並行してケヤキ並木が植えられているが、たぶんその一本を探索しての収穫だったのだろう。私にとっても、肉眼にあたえられたちょっとした収穫だった。
そのあとは、体力を消耗させないためにできるだけゆっくり歩いて、古本屋めぐりなどをした。欲しいものがいくつかあったが、「つんどく」状態のものがあるので、それを片付けてからと、自分に言い聞かせ、買わなかった。
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