裸電球

パリッと割れる裸電球
生命のように あちこちで生まれては割れ
林全体をかざる

ぽかんとあけた口で 天を仰いで
ああ あのときの空
硝子の内側のざらざらに焼き付ける
焼き付けられる
霧雨に濡れる家
それがどうしたんだ 反吐だ!

ため息のように 遵法精神
じっとりとした体液を吐き出す
ギザギザの線の個性
プライドの牙城
「仰げば尊し」
盛り上がった球状が たちまち水平になる
互いに見ず知らずだったあの頃にもどる
破片の絨毯

21:59 | 自作詩 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑